腎臓病の食事と検査  

腎不全の場合、腎臓以外の機能が原因であれば、それを取り除くことで機能が回復することがありますが、腎臓自体の機能低下が原因の場合には回復が難しくなります。腎不全が進行すると、尿毒症の症状が出てきます。この場合は透析が必要となります。さらに進行すれば、腎移植に頼るしかないのが現状です。腎機能の低下を防ぐための効果的な薬もないのが現在の状況ですので、進行を避けるためには、毎日の食事がより重要になってきます。また、腎臓病は自覚症状がほとんどないため、定期健診を受けることがとても大切です。たとえ腎臓病になっても、早期に発見できれば、適切な治療で病気の進行を遅らせることができるのです。
●尿検査:正常なときには出ないはずのたんぱく質や赤血球が、病気になると尿の中に出てきます。したがって、尿中のたんぱく質の量や、尿沈査(尿を遠心分離器にかけて、沈殿した赤血球、白血球などの固形物を顕微鏡で調べる検査)で、腎臓の状態がわかります。
●血液検査:腎臓がうまく働かなくなると、老廃物が尿中に排泄されずに血液中に溜まり、クレアチニンや尿素窒素(BUN)の値が高くなります。

腎臓病、食事療法の基本

腎臓病、食事療法の基本ですが体内の老廃物は、私たちが毎日口にする食物中の栄養素からも出てきます。だからと言って何も食べないわけにはいかないので、なるべく老廃物を増やすことのない食事を心がけることが重要になります。特に気をつけなければならないのは、タンパク質の摂取についてです。タンパク質は窒素酸化物という老廃物を増やし、腎臓に負担をかけるので、良質のタンパク質を摂取するようにしましょう。このタンパク質の摂取で気をつけなければならないのは、ネフローゼの場合です。ネフローゼの場合、多量のタンパク質が体外に尿として排泄されるため、それを補う必要があります。低たんぱく血症を防ぐため、急性期には一般の人と同じ程度のタンパク質を補ってやり、それ以外はタンパク質を制限することが必要です。また、塩分も腎臓に負担をかけるので制限しなくてはなりません。
1.タンパク質は良質なものを過不足なしに採りましょう。
2.エネルギーは過不足なく。3食でとりきれない場合にはおやつ、夜食でとる様にしましょう。
3.塩分は控えめに。
4.脂質のとりすぎによる肥満に注意してください。

腎臓病食について

腎臓病治療は腎臓に負担をかけないように保護しながら、栄養を確保するようにし、腎臓病食は、充分なエネルギーで減塩、低蛋白食としておりエネルギー源は、主に炭水化物、脂質よりとるようにされています。食塩、たん白質は、症状をみながら増減され回復時には、体を構成する元となっているたん白質を取ることが必要であり普通量程度は摂取するようにします。塩分については、むくみの原因になりやすく、カリウムとの関係もあり、過剰傾向にある事から少し制限は緩められますがオーバーしないよう気をつけましょう。重症時の乏尿(ぼうにょう:500mL/1日以下)、無尿、むくみのひどい時では、強く制限されます。食塩は、NaCl(塩化ナトリウム)でありナトリウムの排泄には腎臓でろ過されることになり腎臓に過度の負担をかけないようにします。食材にも意外と水分を含んでおり病的に尿量が減少している時には、飲み物には、注意しましょう。
■食品交換表をご存知ですか?
腎臓病の方はたいてい食事について主治医の先生、栄養士から指導をうけているはずです。腎臓病の食品交換表は、栄養的に価値の等しい食品を交換することで、比較的簡単に、しかも治療の目的にあった治療食がえきるように工夫されたものです。
  

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